今回は、児童発達支援に出会う前に見学に行った、言語聴覚士の教室での出来事について書こうと思います。正直、思い出すと今でも胸がざわつく体験です。
探すのに苦労した、子ども特化の教室
言語聴覚士の教室は、2ヶ所見学に行きました。最初に選んだのは「子どもに特化している」とうたっている教室でした。探すのにかなり苦労した記憶があります。見学、そしてレッスンへと進みました。
ですが結局、この教室に通うのはやめることにしました。
気になった発言と、チェックテストでの違和感
子ども特化と言っておきながら、「これができないとやばいんです」「これができない子もいるんで」といった発言が、レッスンの中で何度か出てきました。チェックテストの最中も、先生が手元の紙ばかり見ていることが気になりました。
「インプットが足りない、されていない」と言われたことも覚えています。前後の記憶が曖昧ですが、今となっては、それは見当違いだったのではないかと思っています。
モヤモヤするレッスン
レッスンで、息子はテストのような雰囲気が嫌になってしまいました。先生から離れて遊んだり、おもちゃを投げたり、からかうような態度を取り始めたのです。
すると先生は、キッと息子を睨みつけ、目を合わせようと体当たりのようなことをしてきました。そして「これをされて悲しいとかがわからないと、共感力がないってことなんで、やばいんです」と言われました。
ベテランの先生とのことでしたが、やばいやばいという言葉の連発はどうなんだろう。
「全然テストできないですね。うーん、なんでだろう、どうしたらいいかな」——先生がそうひとり言のようにつぶやくのを聞きながら、だんだん私の心はズタズタになっていました。
「なんでこんなことになったんだろう」「毎回こんな苦しいレッスンをしないといけないのかな」。この先、息子が大人しく座って先生の言うことを聞く——
そんな画は、どうしても思い描けませんでした。
「専門家が言うんだから」を手放す
帰宅してからも、心のざわざわは収まりませんでした。あの頃が、一番の検索魔になっていた時期だったと思います。あの発言は正しかったのか、うちの子はやっぱりダメなのか、他の教室はどうなんだろう——夜な夜な検索しては、答えの出ない不安を抱えていました。
しばらくして、開き直ることにしました。
「先生の言うことは正しいはず」「専門家が言うんだから絶対そう」——そういう思い込みを、手放すことにしたのです。
息子には、置かれた場所で咲くことよりも、とにかく伸び伸びと、笑顔で楽しく過ごせる場所が必要だと思いました。そう思えたとき、その教室をやめる決心がつきました。
今振り返って思うこと
専門家だから、資格を持っているから、その言葉が全て正しいとは限らない——このときの経験から、そう思うようになりました。もちろん、素晴らしい先生や教室もたくさんあると思います。ただ、「合う・合わない」は確かにあって、それを見極めるのは難しいのですが、こちらも目を養うしかありません。
その後、別の言語聴覚士の教室を見つけ、息子のペースを尊重してくれるところだったのでそちらで半年ほどお世話になることになります。
※この記事は私個人の体験・当時感じたことを記録したものであり、特定の施設や職業全体を否定する意図はありません。専門家との相性は個人差が大きく、この記事の内容が全ての言語聴覚士・教室に当てはまるものではありません。お子さまの発達に関して気になる点がある場合は、複数の相談先を比較しながら、お子さまに合った場所を探すことをおすすめします。
